2014年12月15日月曜日

PITCH ODD MANSION




何かブログのネタになるようなトピックは無いかな、と考えている時に「ネットラップ」に関する話題がツイッターで盛り上がっていたのでそれに対する記事を書こうと思ったのですが(この一文を書いたのが11月8日だった)、一気に書くことが出来ない性格なために、ツイッターではその熱りも冷めてしまい断念。
僕がいつもお世話になっているブロガーさん達の大変さが寒さと共に身に染みました。

で、今回はどんな事を書くことになったかというと、僕が所属するレーベル、というか友達の話です。
正式名がしっかりと決まるまでは「MAD ANT-E」や「MDNT」などと名乗っていましたが、最終的に「PITCH ODD MANSION」という名前に落ち着きました。
ブログに書いても誰も得しない内容かもしれませんが、僕はネットおじさんなので余計な事もネットに残しておきたいと思います。

そもそも、名古屋を中心に活動していた國枝 Urban Camp(以下K.U.C.)というグループがPITCH ODD MANSION(以下P.O.M.)の前身。
K.U.C.のメンバーは、現在は拠点を東京に移し、SKY-HIが主宰を務めるレーベルであるBULL MOOTHに所属をしているNIHA-C、そしてP.O.M.の主宰(?)であるShintaro、RAITAMEN、三重を中心に活動中のRAGAN BEATSことRuff the Free-Will、Cola、P.O.M.唯一のDJであるオカワリ。

彼らは、僕がラップを始める前、つまり日本語ラップオタクリスナーだった頃から既に活動していて、僕も彼らの存在は勿論認知していたし、音源もしっかりとチェックしていました(もしかしたら、クラブで同じ空間に居た事もあるかも)。
当時の音源に関しては、ここに載せると怒る人も居るかもしれないので、各々でディグして頂ければ、と。
そしてK.U.C.のメンバーも、僕が昔やっていたブログにて行ったルーさん(ROO-TIGER)へのインタビューで僕を認知していたようです(NIHA-C & RAITAMENはそのMixtapeに参加している)。
高校時代にPsychedelic Orchestraに心を奪われ(ZOO君お元気でしょうか)、Jet City Peopleヘッズだった僕は「同い年でROO-TIGERやK.Leeとラップしてるぅぅぅぅuuuhhhh」と尊敬の念を抱きながら彼らのラップを聴いていました。

時は経ち、ひょんなことから僕もラップをするようになり、ネットに曲をアップしたりして遊んでいた所に、ツイッターを通じてDJ オカワリから「せっかくラップをやっているなら現場に出てこい。とりあえず大須のデニーズに来い。」という旨のメッセージが届きました。
このMTGが後に「Central Connect」というライブイベントに繋がり、現在のP.O.M.のメンバーに出会う事になります。
出会いから今までを書くとなるととても面倒で長くなってしまうし、特に知りたい人も居ないと思うので割愛します。



「PITCH ODD MANSION」というレーベル名、元々はShintaroが、K.U.C.時代から、映像等の作品を製作、発表する際に付けていたオルターエゴの名前でした。
ライブイベント「Central Connect」にて、Sweet Williamのフリーアルバム『Peat Grape』のリリースライブとして、作品に参加した名古屋のMC+Sweet WilliamのMPC+OMIのダンス=MDNTという現在のP.O.M.に所属する面々でのライブが行われました。
それから数週間後、ShintaroとAce the Chosen onEの話し合いから現在のメンバーへ向けて「レーベルを作る」という話が伝えられ、Shintaroのオルターエゴ「PITCH ODD MANSION」がレーベル名となり結成に至ります。
現在所属しているメンバーは、先日2ndアルバムをリリース(P.O.M.から記念すべき一枚目のフィジカルリリース)したAce the Chosen onE、K.U.C.からはShintaro、RAITAMEN、DJ オカワリ、福島から拠点を名古屋に移し活動をしているTEN、長野在住のWarbo、ビートメイカーSweet William、Sweet Williamと共に「ILL BOY FRIEND」というダンスユニットを組んでいるOMI、そして僕。
偶然か必然か、全員1990年生まれの同い年。個々がソロの意識が強いために、クルーと呼んでしまうには余りにも緩すぎる集団なので、クルーでは無いとココで断っておきます。



PITCH ODD MANSIONに関するほぼ全ての出来事が2014年に起きました。
もし今後、何かの間違いで僕たちの名前が遠くまで届く事があるとすれば、P.O.M.としては「2014年がターニングポイントだったね。」と振り返る年になるでしょう。
出会ってから今に至るまでのスピード感に驚いてるし、大切なのは理解しつつも勢いだけで年末を迎えてしまったので、個人的に振り返る意味でも書いてみました。
こうして良き仲間に出会えて、音楽が出来る事に感謝します。
ただ、どこに所属しても僕は僕なので、これからもANPYOと5KIGEN KID'$を好き勝手演じていきたいと思います。押忍。

2014年11月8日土曜日

Soundcloud & Internet


どうも、インターネットを浮遊するおじさんです。
先日LuiHua氏のフリーミックステープ『&』がリリースされて話題になっていましたが、個人的にもSoundcloudでチェックしていたMCなので、楽しんで聴かせてもらいました。
今年の始めくらいに聴いたBell & Sugar Back『Coffee Break』で一気にファンになったSugar Back氏や、chopperbeats君が参加していて、どういった経緯で繋がったかは知りませんが、別々でチェックしていたMCやビートメイカーが一つの作品で聴く事が出来るのはとても嬉しいです。



ツイッターやSoundcloudを経由して知るラッパーやビートメイカーは沢山居て、今回はその中でも好きな人達を曲を貼りながらダラダラと書いていこうと思います。



まずは最初に紹介したLuiHua氏のミックステープにもラップとビートで参加しているTACT.氏。Soundcloudにアップされている中で一番新しい曲「フレイバフレイバ」も好きなのですが、今回はこちらを。
「フレイバフレイバ」でもそうなのですが、"ドレミ"にとても気を使っているラッパーだと思います。ビートに対して一番気持ちいい所でラップしていて、意識していたとしても無意識だとしても凄いなって感じます。確か、ツイッターでRAITAMENの事を気に入っているという旨の呟きをしているのを見た気がしたのですが、もしそれが真実だったらそこも含めて好きです(笑)。



続いてはMVTEN a.k.a. SlowBurn氏。
この人に関してはずっとチェックしていたのに、Soundcloud上でフォローし忘れているという失態に記事を書きながら気付いて少し落ち込みました。
最近聴いた、大好きなMatatabi氏との曲が調子良かったのでそれを貼ります。
確かWarboとMVTEN氏の話で盛り上がった記憶があるのですが、なんというか、いい意味で東京らしさが全面に出ているラップをする人です(出身が東京か定かでは無いですが)。DNCが好きな人にはバッチリハマるタイプだと思います。
GAD氏のビートでやっている曲も格好良かった気がします。



お次はWarbo率いるRoad Leef Warksに所属するJIVA Nel MONDO。
PITCH ODD MANSION所属のSweet Williamとの共作を貼っておきます。
JIVA君は、愛知に住んでいるMCだとは知らずに元々Soundcloud上で追っていた人だったので、こんな形で近い存在になるとは思いませんでした。
WarboもSweet Williamも彼のラップを一発聴いただけで「こいつはヤバイ」と虜になるくらい、JIVA Nel MONDOの才能は物凄いモノだと僕も信じています。
最近は忙しいらしく、なかなか制作が出来ていないようですが、時間に余裕が出来たら一緒に曲をやりたいですね。







この記事を書こうと思ったきっかけ。YavticとMEEHAHによるユニット、MadSoma。
術ノ穴とのディール後、音源による露出が少なくなってしまって(製作中によるものだと信じたい)、寂しいですが、僕はずっと二人の作品を待ち続けたいし、これからもずっとファンです。(落ち着いたら曲やりましょう)
説明の必要が無いくらい、二人のSoundcloudにアップされている曲が最高なので、是非順番に漁ってほしいです。
ラップさせても歌わせても、生み出すグルーヴが素人レベルの域を遥かに越えていて、術ノ穴とのディール発表の時には「ようやくか」の声が多かったように思います。
こういう人達が脚光を浴びないようなら、絶望的ですもんね。



YOSHIYA君とはツイッターでの付き合いが意外と長くて、そのラップの良さに関してもずっと訴えてきたつもりです。
最近ミックステープを出したっぽいし、新しいユニットも組んだみたいで、活動が活発なのが嬉しいですね。声というのは生まれ持った武器であって、YOSHIYA君みたいな声は本当に羨ましいなと思う所なんですが、その武器をどう活かすかという点においてはその人のセンス。YOSHIYA君はしっかりとそこをクリアしているし、トピック選びなんかもヒップホップだし、そこに自分らしさを落とし込む事も出来ていて尊敬します。何で気付いてあげないのかなって歯がゆい思いをさせられてるラッパーの一人です。



Dizzy氏とも、ツイッターでのお付き合いが意外と長かったりします。いつの間にかラップもツイートもキレが増してカムバックしていたので驚きました。Dizzy氏はいい意味でインターネット全開、というかどんなトピックでも面白いリリックが書けるんだろうなって感心してしまいます。
GAD氏のビートでラップしているフリーEPが最高だったので、それを貼っておきます。
とにかく製作ペースが速くて見習いたい程。加えてネットでの活動が盛んなので、常に動きをアピール出来ている所がDizzy氏らしさなのかな、と思います。
そのDizzy氏主導のプロジェクトに声を掛けてもらって僕も参加しています。そのうち内容も発表になると思いますので、もし良かったらチェックしてください。
隣り町に越してくる予定らしいので、遊べたらいいな、とワクワクしております。



すっかりツイッターで人気のyouheyheyですが、僕はラッパーとしても大好きです。
最近WABISA BEATSという名義で2曲程ラップしている曲がアップされていましたが、それまでにもyouheyheyとして客演等でのラップを聴く機会がありました。
自分のキャラをしっかりと理解していて、ツイッターだけではなくリリックにもyouheyheyらしさが出ているので、自ずとオリジナリティが確立されたラップになっていると思います。
中でもALWAIO君とやっている「Ashibarai」での彼のヴァースが好きなので貼っておきます。
これは個人的な話ですが、僕がアルバムを作る事になったら、絶対に呼びたいラッパーの一人です。



先日、Soundcloudに久々の更新があってとても嬉しかったので、最後にサトウユウヤ氏を。
昔、ネットに出ていたインタビューを読んだ記憶があって、その時は音源すら聴けてなかったんですが、どこかのタイミングで聴いたサトウユウヤ氏の曲が凄く刺さってファンに。
同い年だという事もそのインタビューの中に書いてあったので知っていたのですが、RAITAMENとクルーを組んでいたのを知ったのはかなり後になります(RAITAMENと当時の名義が一致したのが割と最近の話なので)。
サトウユウヤ氏を気になってから、ネットを探し回って、まだ残っているものに関してはほどんど聴いたと思うし、どれも好きなのですが、その中でも車の中とかでよく聴いている「Stay Cool」という曲を貼っておきます。
今後の動きも物凄く楽しみな人です。


日々Soundcloudをチェックしていると、本当にたくさんのラッパーに出会う事が出来て楽しいです。
これは余談ですが、所在や人柄、有名無名なんてものは一切評価には関係しない項目だし、変なバイアスによって世界が狭まってしまうのは非常に勿体なく感じます。
だからといって、このオナニー記事がどう影響するわけでもないと思うので、ここで堅い話をするのは辞めておきますが。

現場で活動するようになりましたが、これからもネットでの新しい繋がりもどんどん求めていきたい所存であります。

2014年10月13日月曜日

夜通し、ビート談義


今日、久々にRamzaくんの『Gerald』という作品を聴いていました。
調べてみたら、これがフリーダウンロード作品としてリリースされたのはもう3年も前の話。恐ろしい時の流れの早さです。
YouTubeにも何曲かアップされているので聴けますが、bandcampのリンクはもうう死んでて、今はDL不可っぽいですね。


The Magic - Ramza

国内外問わず、ビートを掘るのが大好きなのですが、Soundcloudやbandcamp、ブログ、Twitter以外にも探すのにいいツールやサイトは無いかな、と常に考えています。
何かオススメのサイト等があったら教えてほしいです。

僕が音源を作るにあたって何処を一番聴いてほしいかというと、第一にビートです(勿論そうでない曲もありますが)。
「お前ラッパーなんだからそこラップが一番じゃない時点でクソだろ」という罵倒も飛んできそうですが、この優先順位はこの先も揺るがないと思います。
もちろん、言葉のチョイスとボキャブラリー、ストーリー、オチ、パンチラインはラッパーならば磨かなければならない点だとは十分理解しているつもりですが、そう強く思いながらリリックを書いていても、出来上がったものはやはり、自分なりに、そのビートに対してのアプローチ、リズム、フロウ、耳障りに重きを置いた曲になってしまいます。
因みに、RAITAMENとのユニット「5KIGEN KID'$」の結成のきっかけは、ビート選びのセンスが似ているという所で、これまで作った2曲はMoods、Snakehipsという所謂Future Beat系と呼ばれるビートメイカーの曲を使用しました。





Future Beatを使用したヒップホップといえば最近ではGoldlink辺りが有名ですが、Goldlinkは日々のSoundcloudディグの中で気になったビートメイカーにメッセージをしてビートを集めているそうです。
僕もこの方法はトライしてみたいな、と思ったりしています。
一緒にAPMPというユニットを組んでいる、東京在住のビートメイカーであるMonkeypunksとはある種そういう出会い方だったのかもしれませんが。



日本では「中高生もラップするようになって、ラッパー増えたな~」なんて言っていますが、それと同じようにビートメイカーもどんどん増えていってほしいですね。(今、一緒に曲をやろうと言っている長野のToyu君は18歳とかだったかな)

僕が所属するPitch Odd Mansionにも何人か腕利きが居て、ボスのShintaroや、先日沖縄の赤土とのコラボレーションを果たしたSweet William、謎が多い覆面ビートメイカーSoul Bambooというメンツがバラエティに富んだビートを用意してくれています。
Sweet Williamは沖縄の赤土周辺とリンクし、最近ビデオもアップされていました。すごい。


Boogie Sun - HiNaLow (pro. Sweet William)


Forest Chair - Soul Bamboo

とにかく「夜通し、ビート談義」、僕にとっていいビートをゲットする事が、音楽をやる上で一番楽しく感じるポイントかもしれません。
特に5KIGEN KID'$の曲に関しては、そこに注意して耳を傾けてほしいです。
オススメのビートメイカーが居たら、ツイッター等を通じて教えてくださいね。

最後に、ここ最近でグッときた曲を貼って終わりにしたいと思います。






DJしたいな。

2014年10月10日金曜日

sexxxmafia said...

ANPYOです。

 今日から日頃感じた事からうざったい告知まで、ここに書き出していこうと思います。
基本的には音楽に関連した記事になる予定です。

三日坊主にもなりきれない飽き性なので、いつまで続くかわかりませんが、ひっそりと更新していく所存であります。

最近は職場異動やイベント等が重なって、とてもハードな毎日を送っていたので、少しの間ゆっくりしながら曲作りでもしていくつもりです。
家(部屋)に居る時間を少しでも有意義にするために、このブログが一役買ってくれればいいな、と淡い期待を抱きながら最初の記事をこうして書いています。職場から。

ついでと言っては何ですが、昨夜、予告通りにNEROさんの投げ銭アルバム『BEAUTIFUL LIFE』が
、RC SLUMのbandcampからリリースされました。
bandcamp上のクレジットだと、プロデュース陣や客演がわからないので、一応載せておきます。

『BEAUTIFUL LIFE』 - NERO IMAI

01 intro pro.by RAMZA
02 i phone pro.by C.O.S.A.
03 ASURA pro.by Aquadab
04 oh my god pro.by RAMZA
05 Hydro White feat CJ CAL pro.by Free Babyronia
06 skit
07 hydro Hydro Brain(APPA,NERO,LAND) pro.by Aquadab
08 c bounce pro.by Aquadab
09 Omerta feat CJ CAL pro.by C.O.S.A
10 crystal dust feat CAMPANELLA pro.by Free Babyronia
11 Game Over by RAMZA
12 outro



音源は↑から試聴 & DLできます。
NEROさんに関しても、やはりライブを観てもらいたい、というのが一番です。
ヒップホップの"ノリ"の部分を生まれながらにして持ってる人なんだろうな、と感じさせられます。
先日「ラルコネ、リベンジしたい」と本人からの連絡を頂いたので、ご期待ください。

bandcampといえば、Pitch Odd Mansionのアカウント用に、paypalをビジネスアカウントにアップグレードしようとしたんですが、アレ、本人確認の写真添付を送った後、最低でも2週間程度かかるんですね。。。
設定をしてなかったせいで『Source』にお金を出してくださった方には返金処理がされてしまったようです。お気持ちありがとうございました。


さて、初回の更新はこれくらいにしておきます。
これからもごひいきに。